1期 池ヶ谷
JY時代。手足が長く、投手として理想的とも言える体格で、エースの素質もあった。
中3の全国大会。監督は彼を含む3名の投手で勝とうと考えていた。
だが試合を控えた前の日の晩、消灯時間を過ぎても騒いでいたところを目撃され…晴れの舞台での登板のチャンスはあえなく消えた…。
今思えば、その時の彼は、押し潰されそうなプレッシャーと必死に戦っていたのかもしれない。
その大会の後、つきものが取れたかのように急成長をみせた。
指導陣から、高校での成長が楽しみだと言われていた。
寮生活しながらの高校野球。県外の名だたる強豪校との試合で、良い結果を出していたと聞いていた。怪我に泣いた時期も乗り越えた。
中学生の時にも、クラブへの感謝の思いを伝えてくれるような人間。
引退後訪れてくれたJYグランドでのインタビューでも、臆面もせず「まずは親への感謝の気持ちがある」と答えてくれた。
変わっていない、いやまたひとまわりもふたまわりも大きくなった。
後輩たちに見せつけてくれた好投手ぶり。まだまだ伸びしろはある。ぜひ上のステージでも続けてほしい。
これからもずっと応援しています。